【2025.11.4 追記】
いつも弊社サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
この度、以下の期間において、一部の課題キャンバスに弊社の検証環境のデータが誤って反映されてしまう事象が発生しました。皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
事象の発生後、直ちに影響調査を開始しましたが、不具合の発生条件が複雑であったため、データの影響範囲と影響度合いの特定に時間を要しました。正確な情報をお伝えするために詳細な検証を行いました結果、追ってのご報告が遅くなりましたことを重ねてお詫び申し上げます。
日時:2025年10月05日(日)12:10 ~ 2025年10月14日(火) 03:12
事象:担当者アカウントおよび参加者アカウントの、課題キャンバスページ内の画像やテンプレートなど一部のデータが、弊社の検証環境のデータに差し替わる事象
原因箇所への対応:原因箇所への対処は、10月14日(火)03:12に完了しており、以降、本事象が新たに発生することはありません。
影響を受けた課題キャンバスへの対応方針:課題キャンバスによって影響範囲および影響度合いが異なるため、営業担当から本件の今後の対応方針について、個別に管理責任者あるいは同等の立場の方にご連絡差し上げます。
原因:本件でデータの差し変わり元となった検証環境は本番環境を複製して作成したものになります。
検証環境のサーバーは複数台存在しており、それらに対し正しい環境設定がなされていましたが、そのうち1台で、古い設定値(本番環境のファイルストレージへのパス)を保持したプロセスが残存していました。
このプロセスが本番環境のファイルストレージへの意図しない書き込みを行った結果、自動採番されるファイルへのパスが競合し、ファイルの書き換えが発生しました。
これは主に
- アプリケーションの実行時における環境差分を検出する仕組みが不十分であったこと
- ファイルストレージに対するアクセス権限の境界管理が不十分であったこと
- 本番環境のファイルストレージに対するファイルパスの選択が動的かつ、データベースの分断に対して耐性を持たなかったこと
に起因します。
再発防止策:前述の主要要因に対する対策として以下を実施します。
1. 実行環境差分検出の強化
- 実行環境の管理に一方向ハッシュによる検証を導入し、実行環境と設定情報のペアが一致しないプロセスを検出し、即座に停止する機構を導入します。
- 前述の不正プロセスの停止に先立ち、不正プロセスの影響を最小化するため、プロセスの停止に先立ち該当プロセスを隔離する機構を導入します。
これによって、不正な設定値を持つプロセスが実行され続けることを防止します。
2. ファイルストレージに対するアクセス権限の境界管理の強化
- アプリケーションに対する広範囲なアクセス権限の縮小および環境の分離を実施します。
- 具体的には、当社でサービスをホストするために使用しているAmazon Web Service上で、環境にアカウントレベルでの分離と、ロールベースアクセスコントロールによるアプリケーション実行環境に関するより強い制約を導入します。
これによって、意図しない環境から本番環境のファイルストレージへのアクセスを防止します。
3. 本番環境のファイルストレージの完全性および可逆性強化
- 現在のファイルストレージはデータベースのIDに起因するパスに対してファイルの書き込みを行います。単一のデータベースを参照する通常の構成では十分に機能しますが、今回のように参照データベースが異なるが、ファイルストレージが同一という不正な構成に対しては耐性を持ちませんでした。これに対し、Content-Addressable Storage(CAS)方式を導入し、ファイルの内容に基づくパス選択を行うことで、さまざまな要因によるファイルストレージへのパス重複を防止します。
- 一部の変更がどうしても発生するファイルについては、ファイルのバージョニングまたはそれに類する対策を導入し、復元が可能な仕組みを導入します。
これによって、万が一同様の事象が発生した際にも、お客様データの一貫性を保持したままお客様に影響を発生させない、あるいは短期間で完全な回復が可能な構成をとります。
この度は、ご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。今後は、再発防止と運用体制の強化に万全を期し、サービスの信頼回復に努めてまいる所存です。
何卒ご理解ご協力いただけますようお願い申し上げます。
ご不明な点がございましたら、カスタマーサポート(support@codetakt.com)までお問い合わせください。
【2025.10.15】
いつも弊社サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
10月5日(日)午後12時ごろから10月14日(火)午前3時ごろの間に、システムの不具合により、チームタクトの一部の課題キャンバスに検証環境のデータが反映されてしまう事象(本事象)が確認されました。
10月14日(火)午前3時ごろ、緊急対応によりシステムの不具合を解消し、本事象の発生がないことを確認しています。
現在、原因の調査および再発防止などの対応策の検討を進めています。
進展があり次第、本お知らせで再度ご連絡します。
この度はご不便をおかけし誠に申し訳ございません。
ご不明な点がございましたらカスタマーサポート(support@codetakt.com)までお問い合わせください。
